「好きな女の子がいるのに全く振り向いてもらえない」とか「彼女の気持ちを繋ぎとめておきたい」「女の子に追われるような恋愛がしたい」と思ったことはありませんか?
周りのカップルを見れば、女の子にバッチリと依存されている男性もいますよね。
恋愛では『好きになった方が負け』という言葉があるように、女の子を自分にとことん依存させることができれば、何でも許してもらえたり、言うことを聞いてくれたりなど、相手の気持ちや行動をコントールすることもできます。
また、恋愛だけに限らず、ホストに大金を貢ぐ女性やDV男やヒモ男と別れられない女性、パパ活女子の虜になっているおじさんなど、誰かに依存している人はたくさんいます。
時には「あなた無しでは生きられない」とまでに、なぜか相手にとことん依存しています。
しかも、それが客観的に見れば「バカみたい」と思われるような関係でも、依存している当の本人は至って真面目だったり。
でもそんな風に、意中の女の子が自分にぞっこんな状態ってかなり理想的だと思いませんか?
実は、人が誰かに依存してしまうのは人間の本質的な性質によるもの。
この性質を知ってか知らずか、依存させる側は上手くこの性質を利用して、相手を依存させてしまうんです。
と、いうことで、今回は「人が相手に依存してしまう理由」を紐解きながら「好きな女の子を自分に依存させる具体的な方法」について書いていきたいと思います。
この記事では「サンクコスト効果」と「間欠強化」を利用した心理テクニックをご紹介。女の子をぞっこんにさせる強力な恋愛テクニックを知ることができます。
サンクコスト効果が働くと人は依存する

結論から言うと「サンクコスト効果」というものを恋愛に応用することで、好きな女の子を自分に依存させることが可能になります。
ではさっそく「サンクコスト効果」についての説明から見ていきましょう。
女の子の心を独り占めしたいなら、知っておいて損は無いはず。

サンクコスト効果とは
サンクコスト(Sunk Cost)とは経済学の用語の一つで、すでに回収できないことが分かっているお金や時間、労力のこと。
その、取り返しのつかないコストが増すほどに「もったいない」という気持ちが大きくなり、判断を誤って、損失をより拡大させてしまうというのがサンクコスト効果なんです。
「無駄にしたくない」「元を取りたい」という心理から、対象にどっぷりハマってしまうというわけですね。
サンクコスト効果が働く事例
まずは身近な例をご紹介。

子育て
子供に執着してしまう親がいるのは、子育ての過程で子供にかけてきた多くのコストを、無駄にしたくないという気持ちや、子供に期待する気持ちがあるから。
ギャンブル
ギャンブル依存になるのは、これまでつぎ込んできたお金を「回収したい」という気持ちや、当たりを期待することから抜け出せなくなってしまうから。
恋愛
デートを重ねてきた過程でお金や時間などのコストをかけてしまっているので、簡単には諦めがつかなくなります。また、情があるせいで別れられないカップルにもサンクコスト効果は働いているんです。
他にも、人気の店で長時間並んだ後に食べた料理をおいしく感じるのも、このサンクコスト効果が効いているからなんですよ。
コストをかけるほど依存対象の価値を大きく感じる
すでに取り返しがつかないコストをかけているので「必ず回収しなければ」という風に脳が働くのがサンクコスト効果。
効果が発動すると、客観的に見た価値よりも大きな価値を感じるようになってしまい、対象に依存したり執着してしまうんです。
例えば、ホストにハマる女の子も同じで、大金を貢いだ分だけ相手のホストにハマってしまうのは、サンクコスト効果が働いているから。
客観的に周りを見れば、相手のホストと同じレベルの男なんてたくさんいるのに「この人だけ」と固執するのは、湯水のように「お金」というコストをかけてきてしまったからなんです。

あんな男のどこがいいの?
あの人は特別なの!

ヒモ男に貢いでしまう女の子やDV男と別れられない女の子、キャバクラにハマる男性も、時間やお金、労力といったコストを散々かけてしまったために、相手に依存してしまっているんです。

サンクコスト効果が働くと対象に依存してしまうんですね!
そう、相手にコストをかけさせることがポイントです。

依存させるには、どんなコストを使わせれば良いのか?

ここまでの話で、女の子をぞっこんにさせるための理屈がなんとなくイメージ出来てきたと思います。
では、人が相手に依存してしまう原理が分かったところで、ここからは具体的なテクニックのお話。
コストを分かりやすく紹介すると「お金」「時間」「労力」「思考」の4つのコストがあります。
そして、相手を依存させるポイントは、いかに自分にだけコストを使ってもらうのかということ。
上手に誘導しながら、相手にコストを使わせることをコツコツと積み重ねていきましょう。
コストをたくさん使ってもらえるほどサンクコスト効果が威力を発揮して、相手は離れられないくらいに依存していくことでしょう。
では、4つのコストを1つずつ説明しますね。

お金を使わせる
「お金」というコストを使わせるには、単純に相手にお金をたくさん使ってもらうようにするということ。
女の子のヒモになりたいのなら「お金」というコストでサンクコスト効果を狙ってもいいかもしれません。
しかし、一般的に女性には男性が奢るものという考え方も多く、女に支払いをさせるなんて「ありえない」と思っている女の子もいます。
知り合って間もないタイミングでは女の子にお金を出させるのではなく、年下の女の子や自分よりも所得の低い相手には奢っておく方が良いです。
ただし、「支払は男がするのが当たり前」という考えは捨てましょう。
ちょっとした買い物で小銭を出してもらうなど、負担が少ないところからサンクコストを積み重ねていくようにします。
時間をかけさせる
自分の為に相手の時間を使わせるのも、サンクコスト効果を発揮させるのに効果的。
何かちょっとした頼み事をしたり、会う時には自分の家や最寄り駅まで来てもらったりしましょう。
自分の為だけに時間を割いてもらうようにさりげなく誘導できるようになると、かけた時間が積もり積もってサンクコスト効果が発動。
次第に女の子から向けられる気持ちの方も強くなってくるでしょう。
労力をかけさせる
何かをしてもらったり、自分の為に相手の手間や労力を使ってもらうこともサンクコストを積み重ねやすい方法。
買い物をしてきてもらったり、仕事を手伝ってもらったり、部屋の掃除や食事を作ってもらったりなど、いろんな例があります。
中でも、最も強くサンクコスト効果が表れている例は、ホスト狂いの女の子が風俗を始めてしまうパターンです。
女の子が他人のために大きなリスクを負って、人には言えない仕事をするにはとてつもない労力が必要。
それはつまり、それだけ強力なサンクコスト効果が発揮されているということでもあるんです。
悪いホストやヒモ男は女の子を風俗で働かせたりすることに抵抗が無く、自分に依存させた女の子から利益を得るという非情なことが平気できてしまうのが彼らの怖いところ。
女の子をぞっこんにできるとは言っても、効果の悪用は絶対にしないようにしましょう。
思考をかけさせて意識させる
4つのコストの内、使ってもらうべき最も重要なコストが「思考」。
相手に依存してもらうには、「あなたの事ばかり考えてしまう」という状態に出来るかどうかが鍵を握っています。
そして「時間」や「労力」というコストも、会っていない時に「思考」させて意識を向けさせることに繋がっているんですよ。
ホスト狂いの風俗嬢で例えるなら、「辛いけど、〇〇君のために頑張ろう」などと、絶えず「思考」しながら、風俗で稼ぐために「労力」というコストまでかけているということ。
それはもう、強力なサンクコスト効果でどんどん相手に依存していくことでしょう。
ただの「良い人」では依存してもらえない

女の子に何かしてもらうのではなく、自分が何かしてあげることで相手を振り向かせようとする男性は多いと思います。
しかし、自分がしてあげる側になっているということは、自分に対してサンクコスト効果をかけているのと同じ。
その場合、自分の方が女の子にぞっこんになるだけで、相手を依存させることは難しいでしょう。
悪いホストやDV男のように非情になれる男が女の子にモテるのは、相手にコストを使わせるているから。
一方、優しくて真面目な男がモテないのは相手にコストを使わせることが出来ないからといっても過言ではありません。
女の子にお金や時間、労力を使わせるのが申し訳ないと感じる優しい男ほど、その優しさが裏目に出て、相手を振り向かせることが出来ないという場合もあるんです。
人として「良い人」であることは大切ですが、ただ優しいだけでは女の子をドキドキさせたりして特別な感情を抱かせることは出来ないのが恋愛の難しいところですね。
相手の思考を奪うために間欠強化を使う

さて、ここからは女の子を自分に依存させるために「思考」というコストを使わせるにはどうしたらいいのかを解説していきます。
女の子の思考を奪うためには『間欠強化(かんけつきょうか)』という心理的な手法を使っていきます。
いつも自分のことを考えてくれるように、意中の女の子の思考を奪うことができれば、サンクコスト効果によって次第にぞっこんにさせることが可能になる、というわけです。
間欠強化と連続強化
『間欠強化』とは、「報酬がもらえることもあれば、もらえない場合もある」という状態にすること。
ギャンブル依存やゲーム依存の典型的なパターンもこれ。恋愛や教育などでは「アメとムシ(無視)」、「じらし」や「おあずけ」などと言われることもあります。
反対に「毎回に報酬がもらえる」という状態を『連続強化』と言います。
そして、人は『連続強化』の時よりも、『間欠強化』の時の方が物事への取り組みが長続きします。
常に報酬がもらえるよりも、時々しかもらえない方が圧倒的にハマりやすく、物事へ執着したり依存したりしてしまうんですよ。
これは重要なポイントのでよく覚えておいてください。

例えば、
与える→与える→与えない→与える→与えない→与えない→与える→与える・・・。
というように、ランダムで「与えない場合」を交えることが『間欠強化』になります。
『間欠強化』によって相手は気になって仕方なくなり、それが「思考」のサンクコストとなって、対象にハマったり依存してしまうんです。
よくある間欠強化の事例
それでは、日常的にある『間欠強化』の例を見ていきましょう。
ラインが急に途絶えた時
意中の相手とそれまでは良い感じでラインのやり取りが続いていたのに、急に相手からの返信が来なくなったりして半日以上ラインが止まってしまったら、かなり不安になりますよね。
ラインが返ってくるまで、相手の事が気になって頭から離れなくなったという経験がある人も多いでしょう。
いつもと違う反応をされた時
いつもなら親身に話を聞いてくれる相手にいきなり怒られたり、いつも自分を肯定してくれていた相手が急にそっけない態度を見せた時。
一瞬の苛立ちも生まれますが、それよりも相手の態度が気になって仕方が無くなりますよね。
ギャンブル
パチンコなどのギャンブルは、当たることもあれば外れることもあったり、大当たりが続くこともあれば1回で終わることもあったりなど、そのランダム性が『間欠強化』になっていてギャンブル依存を引き起こしているんです。
恋愛ドラマなどでヒロインと恋に落ちる男
いつもは冷たくて嫌な男なのに、たまに優しいところがあったりする恋愛物にありがちなキャラ設定。
ひどい部分と優しい部分が絶妙に『間欠強化』になっているところは、DV男やヒモ男が女の子に対してやることと理屈は同じ。
モテる人は間欠強化が使えている
焦らすのが上手な人やツンデレな性格の人が相手を虜にできるのは、普段はあまり要求に応じないのに、たまに相手の欲求を満たしてあげることもあるから。
それが自然と『間欠強化』になっていて、相手の思考を奪って、自分のことをとても気になる存在にさせているんです。
つまり、優しくし続けたり与え続けるだけでは女の子がぞっこんにならないのは『連続強化』になってしまっていることが大きな理由なんです。
優しいだけの男は『間欠強化』が出来ていないので、いつも「ただの良い人」で終わってしまうんですね。
間欠強化で思考を奪い依存させる方法

『間欠強化』の仕組みが分かったところで、最後に相手の女の子とのやりとりの中で使える具体的なテクニックを紹介します。
ラインのラリーが良い感じに続いた頃合いで返信をやめる
これは相手が好意を抱きはじめているタイミングで使うと、相手の思考をより強く自分の方へと向けることができる強力なテクニックです。
①まずは、良い感じにラインのやりとりが続いている状態にします。
この時点では『連続強化』ですね。

②そして、盛り上がっている頃合いで未読無視してみます。
数十分というレベルではなく、たっぷり丸1日くらいは返信しないでおきましょう。
ここが『間欠強化』になる部分。

すると相手は「何で返信してくれないんだろう?」と返信の無い間、ずっと気になってしまうはず。
少しでも好意を抱き始めているなら「ラインしすぎて迷惑だったかな?」とか「嫌われちゃったかな?」と、なおさら不安な気持ちになって頭から離れません。
これが相手の思考を奪っている状態です。
③その後、何事もなかったかのようにラインをします。
返信が返ってくることで、相手の女の子には不安が解消されて安堵の気持ちが生まれます。
「上げておいて、たまに落として、また上げる」という感じ。

このように、不安と安心で感情を揺さぶられている状態が依存させられてしまう状態なんです。
普段は優しくせずに、たまにとても優しくする
悪い男やダメ男って、なぜか女の子にモテたりしますよね。また、DVを受けているのに別れられないでいる女の子もたくさんいます。
それは、いつも嫌な思いをさせたり痛い目に合わせていても、たまにめちゃくちゃ優しくしてあげたり喜ばせたりして、相手の欲求を満たしているから。
これを何度も繰り返しているから、相手の女の子はギャンブル中毒者のように依存してしまうんです。
この手の『間欠強化』のポイントは、たまに満たしてあげることはあっても、それが毎回ではないということ。
パチンコみたいに、たまには当たりを引かせてあげます。

末っ子気質が恋愛上手と言われるのも、普段はワガママに相手を振り回しつつ、たまに優しさを見せたりして間欠強化をバリバリに活用しているから。
あまり相手の女の子に合わせたり気遣ったりしない男性は、たまにはめちゃくちゃ優しいところを見せて『間欠強化』を実践してみましょう。
たまに怒ったり、冷たい態度をとる
意中の相手に対して、普段から優しくしたり好感の持てる態度で接しているなら、たまに冷たく接したり、そっけない態度をとってみましょう。
急に態度を変えてあからさまに他の女の子と仲良くしたり、いつもと真逆の対応をすることで「あれ?なんで?」と相手に思わせるんです。
好意を向けられている相手から急にそっぽを向かれて、他の女の子とイチャついているのを見たら嫉妬や不安な気持ちが生まれて頭の中がいっぱいになるでしょう。
しばらくして、またいつもどおりに接して安心させたら、タイミングをみて同じことを繰り返していきます。
不安と安心で感情を揺さぶりながら、徐々に相手の思考を奪っていくというわけです。

いつも友達止まりとか、ただの良い人で終わってしまうという人は、試してみる価値あり。
「あえて与えない」ということも恋の駆け引きでは大切だということを覚えておきましょう。
ここぞという時はとことん焦らす
意中の女の子をお持ち帰りに成功して、二人きりで良い感じのムードになっても焦ってはいけません。
たとえキスまで持ち込めたとしても、ガードが固くてそこから先に進めないなんてことはよくあります。ここぞという時こそ、『連続強化』にならないように注意しましょう。
女の子をぞっこんにさせて、スムーズに先に進むためには「焦らす」ことが大切。
例えば、
・キスをしそうな雰囲気にしておいて…キスしない。
・キスをして、下半身に手を伸ばすと思わせて…触れない。
など。
女の子の扱いに慣れていて、相手をその気にさせるのが上手い男性ほど「焦らし」を使います。
求められるままに与えては『連続強化』になってしまいますからね。

次々と与えるのではなく、途中で焦らすことによって「え?してくれないの?」と思わせること。
『間欠強化』を意識して流れを作ることで、スムーズに先に進めることでしょう。
まとめ

かなり長い記事になってしまいましたが、女の子をぞっこんにさせる方法についてご紹介しました。
女の子に振り向いてもらえなかった人も今回学んだ内容を参考にして、ただただ優しいだけじゃない駆け引き上手な男を目指してみてはいかがでしょうか。
今回の記事を簡単におさらいすると、
・意中の女の子を依存させるには「サンクコスト効果」を使う。
・恋愛に「サンクコスト効果」を応用するなら「思考」のコストをいかに使わせるかがポイント。
・「間欠強化」という心理的な手法で思考を奪う。
という内容でしたね。
上手く活用することで意中の相手を自分に依存させることができるでしょう。
ただし、くれぐれも悪用はしないように注意してくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。